ウィーンによく見られるこの時期の花 264(セイヨウバイカウツギ)

6月から夏が来たようなウィーンです。

ウィーンは6月4日に今年初めて日中30℃に達しました。

日差しが強いですからかなり暑いです。

夏至までまだこれから少し日が長くなり、21:00ぐらいでも明るいですから、日が沈まないうちは暑く感じますね。

 

さて、前回はこの時期多く見られるセイヨウニワトコを紹介しましたが、今日のこの花もウィーンの至る所で見られます。

 


 

こちらはドイツ語で、Pfeifenstrauch(プファイフェンシュトラウホ)、学名でPhiladelphus coronarius,

日本ではおそらくバイカウツギとかサツマウツギと呼ばれています。

 

アジサイ科のバイカウツギ属で、落葉性低木です。

 

原産は南東ヨーロッパやイタリアで、日本でも本州~九州の山地で自生しているということです。

バイカウツギを漢字で書くと「梅花空木」で、花の形が梅に似ているということからだそうです。

 

日本に見られるのはおそらくPhiladelphus satsumi で、こちらで見られるのは"Europäischer Pfeifenstrauch"とか"Gewöhnlicher Pfeifenstrauch"と呼ばれていますので、セイヨウバイカウツギとなるでしょうか。

 

 

開花時期は5月~6月で、高さは1m~3mぐらいになります。

1枚目の写真も人間よりはかなり高いものです。

梅の花に似たようですが、花弁は4枚で、直径3cm~4cmぐらいの白い花を咲かせます。

葉は4cm~8cmぐらいで対称的です。

写真に見られるように多くの花を咲かせますので遠くからでもよく目立ちます。

 

観賞用として庭や公園にたくさん植えられています。

野生のものはまれです。

大量の白い花を咲かせるため、とにかく目立ちます。

何といっても夕方に強い香りを出すのが特徴で、そこからこちらでは「ニセジャスミン」Falscher Jasminとも言われています。

 

写真は2019年6月1日16:30頃Stadtpark(実際にはリンク道路の歩道上)で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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