早いもので今日から3月ですね。
日中の気温は10℃を超えていますが、風が強いウィーンです。
「カフェ ハイナー」や「オーバーラー」といったケーキがおいしいことで有名なカフェのチョコレートもお勧めですが、今日再び話題にするLESCHANZ(レシャンツ)さんは私がこのホームページで5年前に紹介し、それ以後、今日まで多くの方に知られるようになり、アクセスの多いページとなっています。
日本でもLESCHANZさんはかなり知名度が高くなってきたのを感じます。
観光でお客様からLESCHANZさんの場所をよく聞かれるようになりました。
ここは私もよく足を運ぶチョコレート屋さんです。
LESCHANZ は、ウィーン中心のシュテファン大聖堂から歩いてすぐの所にあるFreisingergasse 1
にあります。
あの有名なデーメルでも働いていて、すでに1995年から自分の
チョコレート工房を構えていた
Wolfgang Leschanzさんが
オープンさせたこのチョコレート屋さんは今年で15年です。
彼の言葉によると、
"Ich hatte einen Traum.
Ich wollte das schönste Schokoladengeschäft von Wien aufmachen"
(私は、ウィーンで一番素敵なチョコレートの店を開きたかった・・・という夢を持っていました)ということです。
店内に入るとすぐ、すぐ目の前にハプスブルグ帝国時代の双頭の鷲の紋章が見られます。
狭いですが古き良き時代を感じる歴史的空間です。
それもそのはずこの店は、1844年からFrimmel家によって代々営まれてきた「Knopf König」というハプスブルグ帝国時代、宮廷に商品を卸すことができたボタン屋さんだったのです。
この歴史あるボタン屋さん最後のオーナーErika Frimmelさんが2004年に店を閉め、その後Wolfgang Leschanz さんがこのチョコレート屋さんを始めたわけです。
ガラスケース以外は、内装は当時のままで、当時ボタンが入っていた引出しも、現在はチョコレートでいっぱいです。
もともと「Knopf König」
(ボタンの王様)・・・そこから「Wiener Schokolade König」(ウィーンのチョコレートの王様)というロゴが店の看板にも見られます。
ここのチョコレートは大変コクがあっておいしいです。
プレゼント用にも最適なチョコレートが詰め込まれた箱もかわいらしいです。
私も個人的にここでよくチョコレートを買います。
この場所はシュテファン大聖堂のそばにある割には、意外と見つけにくいようです。
是非機会があったら寄ってみて下さい!