ウィーンには7つの美術館がありますが、頻繁に御案内するのは美術史博物館とベルヴェデーレ宮殿のオーストリアギャラリーです。
美術史博物館はヨーロッパ3大美術館のひとつでもあり、絵画史上重要な画家が目白押しです。
ベルヴェデーレ宮殿は何と言ってもクリムトが真っ先に登場し、シーレや印象派の作品があります。
共に個性があり、団体ツアーでも毎日のように行きます。
その後に来る美術館としては国立オペラ座のすぐ裏にあるアルベルティーナ美術館は仕事では残念ながら訪れる機会がとても少ないですが、個人的には空き時間によく立ち寄っていて面白い美術館だと思います。
今日は久しぶりにこの美術館の階段アート第6弾をお届けします。
第1回目は「マティスとフォービズム」、2回目はアルブレヒト・デューラーの野うさぎ、3回目はMONET BIS PICASSO、第4回目は"SEURAT,SEGNAC,WAYS OF POINTILLISUM,VAN GOGH" (スーラ、シニャック、ゴッホ、点描画)、5回目はエゴン・シーレでした。
第6弾はこんな感じです。

こちらはKeith Haring(キース・ヘリング・・・1958–1990)の" The Alphabet" という特別展示の宣伝です。
キース・ヘリングはアメリカの画家で、エイズによる合併症で31歳という若さでこの世を去っていて、
ストリートアートの先駆者的人物です。
ポップアート、落書きと言ってもいいでしょう。
Andy Warholとも親交がありました。
ニューヨークの地下鉄駅構内でチョークで絵を描き、地元の人に一挙に知られるようになりました。
社会貢献活動も多く行っていました。
彼の展示会は6月24日までということになっているので、その期間にウィーンに来る方は、是非アルベルティーナに足を運んでみて下さい。