ウィーンによく見られるこの時期の花 222(ヒナゲシ)

今年のこの時期は雨が少なめで、風が強い日も多く、かなり乾燥しています

5月は3日だけ日中の気温が20℃を下回りましたが、後はずっと25℃前後のそれなりに暑い日が多いです。

去年から今年にかけての冬はかなり暖かった気がしますが、3月は10℃を超えない中途半端に寒い日が多かったので、花の咲き方が若干遅れたような印象でしたが、4月終わり頃からは逆に、それからの花はかなり例年よりも早めに咲き始めたようです。

 

さて、今日のこの花も至る所に無数に見られます。

 

こちらはドイツ語で

Klatschmohn(クラッチュモーン)、学名でPapaver rhoeas、

日本語ではヒナゲシとかグビジンソウとも呼ばれています。

 

ケシ科、ケシ属の一年草です。

原産はハッキリわかっていないという説もあるようですが、南、中央ヨーロッパというのが一般的です。

日本へは桃山時代に中国を経由して入って来たそうです。

 

ちなみに"ケシ"の実から採取される果汁を乾燥させるとアヘン・・・麻薬です。

これはOpium poppyで、こちらでいっぱい咲いているヒナゲシとは違います。Opium poppyはあへん法により栽培が原則的に禁止されています。

 


 

開花時期は5月~7月で、高さ30cm~80cmぐらいです。

花の色はオレンジの濃い色、朱色、赤で、生育している環境によって、色の度合いが違いますが、野生のKlatschmohnはこの色しかありません。

園芸品種では、白やピンクなどもあります。

花の直径は5cm~10㎝が一般的でしょうか。

和紙で作った造花のように見える特徴があります。

 

こちらでは郊外の自然の野原とか、草原、高速道路沿いなどに多く見られ、まとまって生えてる場合や、一本だけポツンと生えている場合と様々です。

 

写真は2018年5月16日17:15頃、Euro Vero9でサイクリングの途中で撮影しました。

 

 

 

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