ウィーンによく見られるこの時期の花 205(ラムソン)

今年は区切りがよく4月1日が復活祭でした。

去年と比べると暖かい冬でしたが、日中10℃界隈という中途半端に寒い日が多かったため、花の咲き方が若干遅い気がします。

自然を見ると季節を意識でできますね。

このコーナーでは"ウィーンによく見られるこの時期の花"というタイトルで、地元でよく知られていて、その辺に多く咲いている花を話題にしています。

毎年同じ花が多く登場しますが、撮影している時間や場所が違ったりしますし、季節を感じることができるのでいいと思います。

後から振り返ると、この花はこの時期に撮影しているんだな・・・この時にはもう咲いていたのか・・・などと知ることがきますしね。

 

こちらは緑の葉っぱしか見られませんが、ドイツ語では

Bärlauch(ベアラウホ)、

学名ではAllium ursinumです。

日本語ではラムソンです。

クマニラとも呼ばれています。

ヒガンバナ科、ネギ属の多年草です。

 

大量に生育していて、周辺にはすぐそれとわかるニンニクのような強い香りを放ちます。

自然の中を歩いているとそばにいなくても匂いで周辺にあることがすぐにわかります。

 

一見ギョウジャニンニクに似ていますが別物でニラよりも葉の幅は広いです。

 

 

高さ20~50cm、開花時期は4~6月で、1~2cmぐらいの白い花を垂直に咲かせます。

葉はスズランに似ていて、濃い緑で、薄くまっすぐです。

葉をちぎってみるとニンニクの香りがすぐに漂います。

ラムソンは中石器時代からすでに葉の重要性を知って、人類が使っていたことがわかっていています。

ラムソンは花を咲かせてしまったら葉を食べるのにはもう遅いので、かなり早い時期から

葉を摘んでる地元の人を多く見かけます。

 

ウィーンの森、川沿い、緑豊かな水郷、茂み、落葉樹林地帯などに多く見られます。

 

写真は2018年3月26日17:30頃、ウィーン21区マルヒフェルト運河界隈の茂みで撮影しました。

 

 

 

 

 

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