ウィーンのシンボルのひとつであるシュテファン大聖堂はハプスブルグ家の前のバーべンベルク王朝時代、12世紀半ばから存在しているゴシック建築で、天を突きさすような塔がとても印象的です。
このシュテファン大聖堂は街の真ん中にあり、ケルントナー通りとグラーベンを結ぶ地点にも位置していることもあり、いつも多くの人が歩いています。
ここは今年3月から地面のプレートを新しくするため、ずっと工事現場でここを歩くのにもかなりの支障がありましたが、昨日終了してとても綺麗になりました。
この舗装工事は今年3月13日から行われ、予定では11月15日に終わるとされていましたが、数日早く終了した形になります。
工事中の時もシュテファン大聖堂の周りを1周することができましたが、歩けるところが限られていてそれなりの支障が生じていました。
古い地面のプレートを全て剥がし、新しく張り替えた形になり、以前と比べると明るく、ちょっとモダンになった印象です。
この工事はウィーンMA28が中心となって行われ、約11.500.000ユーロ(現時点で約15億円)という費用がかかり、MA19、MA31、MA33、MA46、BV1、Wiener Netzeが関わりました。
実際にはシュテファン大聖堂の周りだけではなく、そこに接続するRotemturmstr.、Brandstätte、Schulerstr.、Churhausgasseで行われました。
36.400の花崗岩プレートと花崗岩が使用され、そのかなりは地元オーストリアのWaldviertelからのものです。
特別な花崗岩としてスウェーデンとイタリア産も使用されています。
この広場の下にはシュテファン大聖堂管轄のカタコンベもあるので、その歴史的な場所に支障がないように1500トンものアスファルトコンクリートが使用され、水はけがうまくいく特別な技術が導入されています。
200mの天然ガス管と4.500mの電気ケーブルも、この路面改装工事の機会を利用して、古い物を新しくしました。
新たに400mの水道管も敷かれ、2つの新しい飲料水用消火栓も作られました、
これはシュテファン大聖堂界隈にいる私達が喉が渇いた時に利用できるものと、フィアカー(馬車)の馬たちのためです。
この2つはもちろん別々です。
昨日は午前と午後で別々の団体ツアーの皆様さを御案内しました。
午前中と午後2回このシュテファン大聖堂に来ましたが、午前中の時にはここでちょっとしたセレモニーが行われていて、いつくかのテレビ局などもいてお祭り気分でした。
上の写真を御覧下さい。
"1.,Stephansplatz Neu"・・・"新しいシュテファン広場" という街中に見られるものと同じ住所表示が立てられていますね。
以前のこの広場はどのようであったかはこちらからどうぞ。