美術史博物館 MUSEUM FÜR ALLE(2017年)

ウィーンは5月30日に今年になって初めて日中30℃を超え、その後28℃前後がしばらく続き、6月12日が2回目の30℃を超えた日となりました。

そして6月19日からは連日30℃を超える暑い日が続いています。

途中で2回、雷を伴った強い雨が降りました。特に昨日は午後14:30頃から雨が降り始め、その後はどしゃ降りとなりました。

昨日は午前中グループ全員の皆様と市内観光で、午後は徒歩観光のオプショナルツアーでした。

午前中から昼にかけてはかなり蒸し暑く、午後には予報通り絶対に雨が降るだろう・・・と思いましたが、午後遅くからだろうと思っていたので傘は車の中に置いたままで朝シェーンブルン宮殿に向かいました。午後王宮を歩いている時に、ポツリと雨粒を感じました。シシィ博物館、皇帝の部屋の見学して出て来ると傘なしではきついかなりの雨となっていました。

しかし、雨が降ったおかげで気温が下がってその日の夜はちょっと涼しくなりましたが、今日月曜日はまた30℃を超えることになっています。

夏の開放的な空気もいいですが、暑すぎるのも困ったものです。

 

開放的と言えばさて、去年この夏の時期に行われた美術史博物館のオープンエアガイドツアーは大変好評で、今年もまた行われています。

 


 

去年2016年は美術史博物館125周年記念の年でした。

その一環で行われたこのオープンエアイヴェントは"MUSEUM FÜR ALLE"(ミュゼウム・フュア・アレ)というタイトルで、皆さんのための博物館というような意味です。

ここではこの美術史博物館から選ばれた3枚の絵画をこの美術史博物館の前で学芸員が無料で解説してくれます。

でもかしこまった雰囲気は全くなく、デッキチェアが並べられ外でくつろぎながら案内を聞けるようになっています。

飲み物やアイスの販売もあって、途中で喉が渇いても大丈夫です。

 

ウィーンの美術史博物館は内容から言ってヨーロッパ3大美術館のひとつに数えられていて、15世紀~18世紀の絵画史上重要な作品が並んでいます。

一般観光でもここを御案内することが年間を通して非常に多く、多い時は1週間に4回来ることもあります。

仕事でここに頻繁に来ても、仕事の空き時間にプライベートで来ることも多くあり個人的にも好きな場所です。

 

今年選ばれた3枚は左からマルティン・ファン・マイテンスによる「マリア・テレジアとフランツ・シュテファンから生まれた16人の子供達の11人」、ルーベンスによる「自画像」、ブリューゲルの「バベルの塔」です。

今年はマリア・テレジア生誕300周年記念の年ですから、女帝のことが多く取り上げられています。

ちなみに去年はクラナハのユーディット、ブリューゲルのバベルの塔、パルミジャニーノの弓を削るアモルでした。

 

 

 

 

 

このMUSEUM FÜR ALLEは6月1日~9月28日の火曜日と木曜日の天気のいい時に行われます。

火曜日は14:00,15:00,16:00、木曜日は14:00,15:00,16:00,17:00です。

デッキチェアは13:00から出されていますので、ガイドツアー以外でも勝手に座ってくつろぐことができます。

 

個人的にこの企画はとてもおもしろいと思います。

 

 

 

 

 

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