ウィーンによく見られるこの時期の花 192(モクゲンジ)

今週は毎日30℃を超える暑い日が続いています。

昨日は35℃ぐらいでした。

しかし、予報通り今日の朝方に雷を伴った雨が降り、朝は18℃ぐらいですが日中はまた30℃を超える予報となっています。

このぐらい暑くなると木陰で涼みたいです。

ウィーンは森の都という形容をよくされる通り、緑豊かな街です。

中心のリンク道路の並木も印象的ですが、そのリンク道路沿いには5つもの大きな公園があります。

公園にちょっとでも足を踏み入れてみて下さい。

荘厳な建造物に囲まれた中に安らぎを感じます。

天気のいい時にはたくさんの人がくつろいでいます。

 

ウィーンは色々な花が咲きますが、もうこの時期になると咲いている花は限られています。

毎年同じ花を話題にすることも多いですが、季節を感じるものとして、また同じ花でも撮影している場所や時間が違いますからそれを後から比較してみるのもおもしろいです。

今日はこの時期に多く咲いている黄色い花です。

 

ドイツ語ではBlasenesche(ブラーゼンエッシェ)とかBlasenbaum (ブラーゼンバウム)とも呼ばれ、学名でKoelreuteria paniculata、

日本語ではモクゲンジです。

ムクロジ科のモクゲンジ属で、落葉高木です。

 

原産は南東アジアで、おそらく中国かもしれませんが、日本でも日本海側に見られます。

 

この時期大胆に咲いている花はバラ以外にはあまり見られませんので、このモクゲンジは背丈も高く、黄色い花をたくさん咲かせるので、遠くからでも非常に目立ちます。

 

開花時期は6月中旬~7月で、花は1cmぐらいの幅で50cmぐらいの円錐状に黄色い花を

たくさんつけます。葉は20~35cmぐらいでしょうか。


花が咲いた後には、袋のような実がたくさん見られます。

 


 

モクゲンジは中央ヨーロッパに1750年に原産地から入って来ました。

本来暖かい気候に適しているにも関わらず、こちらヨーロッパの冬にも十分耐えられます。

 

ムクロジ科は2000種類以上あるようですが、このモクゲンジだけが唯一中央ヨーロッパで

観賞用として用いられていて、ウィーンの街中でも多く見ることができます。

 

写真のモクゲンジは2017年6月14日 8:45頃、Karlsplatzで撮影したものです。

 

 

 

 

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