ウィーンによく見られるこの時期の花 191(アメリカキササゲ)

ウィーンは暑い日が続いています。

今年は30℃を超えた日がまだ2日しかありませんが、日中28℃前後が何日も続く真夏のような陽気で、雨も少なくかなり乾燥しています。

日差しが強いですから太陽の下は暑くても、日陰に行くとかなり涼しく感じます。

湿気が少ないので日本と違ってジト~とした深いな暑さはありません。

街中はその時期の特徴的な花がほとんどの咲き終わった感じですが、今日のこの花は色々な所に見られます。

 

こちらはドイツ語でTrompetenbaum

(トロンペーテンバウム),

学名ではCatalpa bignonioides,

日本ではアメリカキササゲ(アメリカ木大角豆)です。

ノウゼンカズラ科のキササゲ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカの南東で、ヨーロッパには18世紀の前半1726年にイギリスの自然歴史家のMark Catesbyよってもたらされました。

 

日本には明治時代末期に入って来たそうです。

 

乳白色の白い特徴的な形の花をたくさん咲かせ、背丈もかなり高くなることから遠くからでもよく目立ちます。

 

ドイツ語の名前である"Trompeten"はトランペットという意味で、花がラッパの形のような釣鐘状になっています。

また実である細長い莢(さや)がぶら下がっているのも特徴です。

 

開花時期は6月~7月で、何となくマロニエを思わせるかのように、(実際は全く違いますが)垂直上に3cm~5cmぐらいの釣鐘型の白い花をたくさん咲かせます。

でも近くで見るとわかりますが、色合いは白のマロニエのようですが、マロニエとは全く違う形をしています。

近縁種のキササゲよりこちらの方が花が大きく、美しいと思います。

花弁の内側には黄色のすじと紫色の斑点があります。

葉、樹皮、果実は薬用にも利用されます。

 

全体の高さ20mぐらいまでになり、葉は10cm~20cmで幅が広いハート型です。

かなり特徴的ですからすぐに見分けがつきます。

 

 

写真のアメリカキササゲは2017年6月13日 14:00頃家の近所で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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