ウィーンの地元で誰でも知っているウエハースの老舗Manner(マンナー)はここ数年日本でもかなり知られるようになりました。
観光中にお客様から「マンナーの店はどこにありますか?」という御質問を年間を通してよく受けます。
Manner(マンナー)は1890年Josef Mannerが当時"Shocoladenfabrik Josef Manner"という名でシュテファン大聖堂のそばにオープンさせました。Mannerのロゴを見ると、中央にウィーンのシュテファン大聖堂が登場していますね。
このMannerの広告を兼ねたレトロな路面電車が年間を通してよくウィーンの街中を走っています。
先月5月4日付けでもマンナーの広告を掲げたオールドタイマーの路面電車を話題にしました。
今年の復活祭の一週間前にもMannerの路面電車が走っていました。
その時は特別車両だったんですね。
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この日は市庁舎のRathauskeller(ラートハウスケラー)で午前中の仕事が終わり、午後の仕事に向かう時に市庁舎前の路面電車の停留所から国立オペラ座に向かおうとした時にたまたまSchttentor方面から走って来たのがこのマンナー広告のレトロな路面電車でした。
市庁舎前にも止まり、車掌さんが降りて来て「お乗りになりたい方はどうぞ」と言って多くの人が乗りました。
すぐにリンク道路を一周していることがわかりましたから、私も乗車し国立オペラ座まで走りました。
右上の写真はウィーンの路面電車に見られる定番な路線番号と停車駅の表示板です。
普通では見られない"Oster-Sonderzug"・・・イースター特別車両となっています。
これはリンク道路をKarlsplatz経由で一周していることを示しています。
路線番号"WTM"はWiener Tramwaymuseumのロゴです。
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市庁舎から国立オペラ座まで乗車しましたが、その時の車内風景です。
走り出すと同時に、車掌さんが当時のように車内で「途中乗車した方はお知らせ下さい」と言いながら歩いて来ました。そしてちゃんとしたチケットに鋏を入れて渡してくれました。
何か楽しかったですね。
私は年間定期を持っていますが、この特別車両はマンナーの宣伝車で、どなたも無料で乗車できました。
私が乗車した時に車掌さんに聞いたら、後リンク道路を6周すると言ってました。
その日は午後もずっとこのマンナーのレトロ路面電車がリンク道路を走っていたわけです。