今年の冬は例年よりもかなり寒かったので春の訪れが遅かったような気がします。
もう何回も書いていますが3月の終わりの週はすっと初夏の陽気で日中25℃ぐらいが続き、街中も緑が一挙に多くなりました。しかし復活祭前の週は雨こそ1日しか降りませんでしたが、(今年の復活祭は4月16日です)4月10日だけが半袖で過ごせるいい天気でそれ以外はあまり日中暖かい日がありませんでした。上着があっても日陰だと寒く感じました。
春になって陽気が暖かくなると、花も多く咲き始めます。
ここ数年この時期になると花粉症の話題が新聞などでよく見られます。
オーストリアも花粉症に悩まされている人はかなり多いんですね。
今日はそのあたりを少し見てみましょう。
4月に多く飛ぶ花粉 |
ニレ |
トネリコ |
シラカバ |
セイヨウアブラナ |
タンポポ |
5月に多く飛ぶ花粉 |
ブナ |
オーク(ナラ、カシ) |
セイヨウアブラナ |
タンポポ |
ライムギ |
上の表は4月、5月に飛ぶ代表的な花粉です。
オーストリアでは200万人が花粉に悩まされていると言われています。
これは4.35人に1人という数字です。
男性よりも女性の方が多く、ウィーン、ザルツブルク、Niederösterreichが特に集中しているということです。
これを少しでも軽減するには、日中来た服を寝室から遠ざけること、髪の毛は毎日洗うこと、車には花粉フィルターなどが効果的という専門家の意見です。
日本の花粉症に代表されるスギとかヒノキは見られませんが、花粉症は存在します。
陽気が良くなってくると、自然を楽しもうとウィーンの森などに出かける地元の人も多いです。
花粉症に悩まされている方は意外と多いんですね。