ウィーンによく見られるこの時期の花 177(プリムラ/サクラソウ)

3月の最後の週からは日中初夏のような気温が続いていましたが、4月6日や4月7日などは日中の気温が10℃前後と寒さがぶり返しました。

冷たい風が強く吹き、特にベルヴェデーレ宮殿ではちょっと高い所にあるのでかなり寒く感じました。

ボダイジュも徐々に葉が緑になってきているにもかかわらずです。

この時期は季節を感じる花を多く話題にしていますが、今日のこの花も地元では人気がありますが、例年に比べて今年はかなり遅く登場することになりました。

 

ドイツ語でPrimeln(プリーメルン)、

学名ではPrimula vulgaris,

日本語ではプリムラとかサクラソウと呼ばれています。

 

サクラソウ科でサクラソウ属で、ほとんどが多年草です。

プリムラは栽培種が非常に多く、500種類以上と言われています。

 

原産は西、南ヨーロッパです。

開花時期は3月~4月、花は黄色や薄い黄色で、花の直径は3.5cmぐらいまででしょうか。

全体の高さは10cmぐらいととても低いです。

右の写真では薄紫も見られます。

 

 

花が美しいので栽培種も多いわけですが、こちらでは標高1500mぐらいまでの自然の中でもかなり見られます。

 

また、植えたものが時と共に自然にどんどん増えていくことが多いので、この時期公園や庭の至る所に準野生化(こういう言葉を使っていいかどうかわかりませんが・・・)した

プリムラをたくさん見ることができます。

 

左の写真では薄い黄色の定番なプリムラの所に紫のプリムラも見られます。確かめたわけではないのではっきりわかりませんが、これはおそらく何年か前に誰かがここに植えたものかもしれません。

 

薄い黄色のプリムラではなく、もっと色が濃い(例えば紫)園芸品種のプリムラを植え、時が経つにつれて、1枚目の写真に見られる薄い紫のように色がどんどん野生の黄色に近づいているのではないかと思います。

 

写真は2017年4月2日14:30頃、ハイリゲンシュタットのベートーヴェンの遺書の家の中庭に咲いていたものです。

 

 

右のプリムラは2017年4月10日 11:15

ウィーンの森の自然公園Sparbachで野生に咲いていたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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