日中は初夏の気温に何日も続けて達しているウィーンの街は緑がどんどん増えていきます。
公園などで日光浴をしているたくさんの人が見られます。
日差しが強いですから気温が20℃を超えるだけでもかなり暑く感じます。
この連日の春の陽気の中で毎日仕事をしていて、私はもうかなり日焼けしてしまいました。
日も長く感じられるようになり、開放的な気持ちになります。
今日も春を感じる花をテーマにします。
これはドイツ語で Kobushi-Magnolie、
学名ではMagnolia kobus、日本語ではコブシで、モクレン科のモクレン属、落葉広葉樹の高木です。
開花時期は3月~4月で、花の色は白で、高さは5m~18mぐらいになります。
花の大きさは6cm~10cmぐらいでしょうか。
ハクモクレンによく似ていますが、ちょっと違います。
(ハクモクレンもモクレン科のモクレン属です)
ハクモクレンは花が咲く時期には葉がないですが、このコブシは葉があります。
またコブシの方がちょっと小さい花です。
でも写真に撮ったこのコブシの花はそんなに小さくはありありませんでした。
色こそは白である意味では地味な色ですが、たくさんの花をつけるので存在感があります。
コブシの原産は日本です。
北海道から九州に分布しています。
街路樹や庭木としての用途の他に、建築材や花は香水の原料にもなるそうです。
実はケルントナー通りにもコブシが植えられていますが、去年と違って今年は咲いてないような気がします。
こちらの写真は2017年3月29日 14:45頃市立公園で撮影したものです。