ウィーンによく見られるこの時期の花 173(ベニバスモモ)

早いもので3月もほぼ終わりになりました。

先週3月26日の日曜日の夜中の2時に時計を1時間進めて3時にして、夏時間になりました。実際に夜中に起きて時計を進める人はいるかどうかわかりませんが、私は1時間損する・・・という感覚から前日の夜には時計を進めて感覚的に鳴らしています。

これで日本との時差は7時間になったわけで、もっと日が長く感じるようになりました。

朝方は寒いことが多いですが、日中は20℃近くになり、春の訪れを本格的に意識できます。

緑が多くなって花が咲き始めています。

今日は地元でも人気のあるこの時期の花をひとつ話題にします。

 

遠くから見ると桜のように見えて、花の色がピンクで葉が赤っぽいのでよく目立ちます。

 

これはドイツ語では一般的にBlutpflaume

(ブルートプフラウメ)、

学名でPrunus cerasifera、日本語では紅葉スモモ(ベニバスモモ)です。

バラ科のサクラ属です。

 

BlutpflaumeはKirschpflaume(Prunus cerasifera)の葉が赤いものを指し、Kirschpflaumeとの交配から生まれたもので、Blutpflaumeと呼ばれているほとんどが

Prunus cerasifera 'Nigra'に属するそうです。

Kirschpflaume はチェリー・プラムとかミロバランスモモとも呼ばれています。

 

Kirschpflaumeはケルト人達にすでに知られていました。

Kirschpflaume自体の原産はバルカンや中央アジアで、5~8mぐらいの高さです。

 

日本には古い時代に中国から来たそうですが、日本ではここまでピンク色になるものはおそらくないそうです。

(自分で調べたわけではないので自信がありません)

 

開花時期は3月でサクラよりも10日程早く開花し、サクラよりも小さめの花です。

花の大きさは1cm~2cmぐらいでしょうか。

高さは15mぐらいにまでになるものもあります。

 

花と一緒に濃い赤い葉が現れますが、最近のウィーンのBlutpflaumeは、この写真のように赤ではなく、緑が赤っぽく見える葉も多くあるような気がします。

ちなみにソメイヨシノは、花が散る頃に緑色の葉が出て来ます。

 

街路樹、公園、庭にとにかくよく見られ,こちらでは大変ポピュラーなこの時期の樹木です。

 

 

 

 

写真は2017年3月26日 16:00頃 Volksgarten(国民庭園)で撮影したものです。

 

 

 

 

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