ウィーンによく見られるこの時期の花 170(ユキワリソウ / ミスミソウ)

今年の冬は例年よりもずっと寒かったので、春の訪れが少し遅いです。3月になって日中の気温は10℃~15℃ぐらいとなってきましたが、風がまだ冷たく日陰に行くと寒さを感じます。

街中の緑を観察すると、徐々に冬の色から緑が濃くなっていうのがわかります。

リンク道路などの木々にもたくさんのつぼみが見られます。

毎年この時期に春を感じさせてくれる花を話題にしていますが、今年はすでにキバナセツブンソウマツユキソウを紹介しました。

今日のこの花も地元ではとても人気がある花です。

 

 

こちらはドイツ語でLeberblümchen(レバーブリュームヒェン)、学名ではHepatica nobilis,

日本語ではミスミソウとかユキワリソウとも呼ばれています。

キンポゲ科、ミスミソウ属の多年草です。

高さ10cm~15cmぐらいで、場所によっては多く咲いているので遠くから見ると、一瞬スミレのように見えるのですが、全然違います。

 

ミスミソウは石灰地質の森や山中の林の中や茂みに多く見られ、ヨーロッパ、東アジア、北アメリカなどの北半球の温帯地帯に広く分布しています。

 

日本にも4種が自生しているそうです。

開花時期は3月~4月で、花の直径は1.5cm~3cmぐらい、花弁は6枚~9枚で紫や青紫が圧倒的に多く、極稀に白もあるようです。

 

 

こちらは日本のユキワリソウで、おそらくHepatica nobilis var. japonica でしょうか。

1枚目の写真で見た花の色と全く違いますね。

この写真では濃いピンクとその右に見られる赤っぽいものと2種類が見られます。

こちらではピンクのユキワリソウはまず見ることができません。

日本では本州の中部以西の山間地に多く生育しているそうです。

 

1枚目の写真は2017年3月5日13:00頃、2枚目の写真は3月8日15:00頃の撮影で、うちの庭に咲いているものです。

 

 

 

 

 

 

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