何気なくヴァッハウ渓谷にあるAggsteinの廃墟のお城について書き始めたら長くなってしまったので2回に分けたいと思います。今日は昨日の続きです。
船下りをしている時にドナウ河からこのお城を見上げるとかなり小さく見えて一部分しか残されていないような気がしますが、実際は奥行きがかなりあって大きな古城であったことがわかります。
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このお城の一番上に行くと廃墟になった窓から外の景色が見られます。ここには普段ドナウ河から見上げて見られるNiederösterreichの旗が掲げられています。改めてここからその旗を見るとちょっと感動です。
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城内には左上の写真に見られるように"Burgkapelle" (礼拝堂)も作られています。この礼拝堂は15世紀前半の後期ゴシック様式ですが、作られたのはもっと前です。ここでは1436年にはすでにミサが行われていておそらくその頃にJörg Scheck von Waldによって接続されたと思われます。この礼拝堂の西側の壁の一部は自然の岩をそのまま使っています。中世のこのようなお城にはたいてい礼拝堂が作られています。
右の写真はこのお城の地下の一角を使用して中世のヨーロッパのそれぞれの地域のジオラマが展示されています。
さて、ここに来る価値があるのは何と言ってもこの高い所からの眺めが楽しめることです。ここからの眺めはドナウ河と周辺の街並み、ヴァッハウ渓谷の地形が見られて最高です。下からは全く想像できない情緒ある景色を楽しめます。のどかなこの美しい場所を多くの船が行き交っているのも風景の一部として絵になります。
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こちらの写真はドナウ河下流方面に向かっての眺めです。上の写真ともちろん同じ日に撮影していますが、日差しが強いため青空は見られませんが、豊かな地形が見られ風光明媚な風景が広がっています。ドナウ河の水の色は濁ったような色ですが水質は良く、魚だって泳いでいます。このような景色を見るとヴァッハウ渓谷が世界遺産に認めれたことがよくわかります。