ウィーンの街中には100年以上続いている有名な伝統的カフェがたくさんあり、それぞれの
カフェは個性があり、雰囲気が違います。
地元の人も行きつけのカフェハウスがあり、毎日決まった時間に同じカフェに来る人もいてカフェの座席を予約している人もいます。
逆にその時の気分で今日はこのカフェにしようとか決めている人も多いでしょう。
カフェに入ると、ついついトルテ(ケーキ)も気になってしまいますよね。
ウィーンはおいしいケーキが食べられるカフェもたくさんあり、お茶だけのつもりでカフェに入ったにもかかわらずケーキも注文してしまった・・・なんてことはよくあることです。
ウィーンではハイナーやオーバーラーがケーキとしては一番人気だと思いますが、
個人的に好きなハイナーのこのケーキに最近ちょっとハマっています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=312x1024:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/ifdbeb2549d609b5f/version/1439616694/image.jpg)
店のウィンドー越しにたくさんのケーキが並べられていて、全部が
おいしそうに見えるので毎回何を
食べようか迷ってしまいます。
写真はハイナーのメランジェと
最近そのハマっている
"Beeren Omelette"
(ベーレンオムレッテ)です。
Beereはベリーでベリーのオムレツ
なんていうケーキです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=540x10000:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/i3cab54cf1a63bf30/version/1439616055/image.jpg)
おいしい生クリームの中に、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーの3種類が散りばめられていてそれがまるでオムレツのように生地でくるまれています。
でも主役はベリーですから、オムレツのように閉じられるわけではなく、一挙に飛び出しています。
口の中に広がるベリーの味とクリームの絶妙なハーモニー、そしてスポンジケーキが音楽で言えば低音部分のベースで、全体を支えます。スポンジケーキには薄くオレンジが使われ
メランジェとの相性もピッタリです。
見かけほど甘くなく、結構あっさりしています。
店の人の話によれば常にこのケーキがあるわけではなく、あと3週間で店頭から消えるということでした。
今日も仕事が終わったらちょっと寄って行こう!