新しくなったピュラミーデンコーゲル展望台(Pyramiedenkogel)

オーストリアは絵になるような美しい風景がたくさん広がっている国で、地形の変化も独特のものがあります。

今のオーストリアには"海"というものがないのは非常に残念ですが、氷河から形成された

湖はたくさんあります。

非常にポピュラーなザルツカンマーグートはサウンド・オブ・ミュージックでも知られた美しい湖が点在していて、私も大好きな場所です。

ここは日本からのツアーもハルシュタットなどにしょっちゅう訪れます。

 

氷河の湖と言えば、クラーゲンフルトのそばにあるWörthersee (ヴェルターゼー)・・・ヴェルター湖(ヴェルト湖)も個人的には大好きです。

ここにある地元で有名なピュラミーデンコーゲルについて少し書こうと思います。

 

 


 

Pyramiedenkogel (ピュラミーデンコーゲル)は、日本語では"ピラミッド丘"みたいな意味ですが、ここではドイツ語読みでそのまま"ピュラミーデンコーゲル"と書こうと思います。

 

ピュラミーデンコーゲルはヴェルター湖のすぐ南側に位置する標高850mの山で、Sattnitzと呼ばれるGurktaler Alpen(グルクターラー・アルペン)に属するアルプスの一角にあります。

 

ここに1950年、27mの高さの木製の展望台が作られました。

1968年には54mの鉄筋コンクリートの展望台に変えられました。その後時が経ち、修復するのにコストがかかることから、新しく作り変えられることが決まり、2013年6月20日に装いも新たにオープンしました。

 

高さは100mで、鋼鉄と木のコラボレーションで、ねじれています。外側の枠が木です。

世界で最も高い木製の展望台で、しかも滑り台も中に組み込まれています。

この滑り台はヨーロッパで一番高い建物の滑り台となっています。

 

渦巻きのような筒が写真で見られますか? これが滑り台です。

この展望台の中心にガラス張りのエレベーターがあり、また階段も作られています。

エレベーターで展望台に着いてから、さらに階段でもっと上に上がることができます。

 

展望台へはエレベーターが階段で上がり、帰りはエレベーター、階段、もしくは滑り台です。

 

上からの眺めはアルプスに囲まれたヴェルター湖が印象的で、遠くまで見渡せ、南側にはカラヴァンケンアルプスも眺められます。

 

 



上の左の写真は展望台の最上階にあるプレートです。

海抜919,06mで、塔の高さは70,56mです。


右の写真は滑り台に関してのインフォで、長さ120m、時速25km、所要時間20秒、

高さ52mで130cm以上の人が楽しめます。


滑り台は4ユーロを別に払う必要がありますが、布製のそりみたいなもので滑るようになっていて、両足をそのポケットのようになっているところに入れて滑ります。

滑り台の中は採光が所々にあるので、筒の中でも意外と明るいです。

かなり速いスピードで降りて行き、最後に急傾斜があり、もっとスピードがでます。

下まであっという間です。

これは非常におもしろいです!


最後にこのピュラミーデンコーゲルからの眺めです。




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