ウィーンによく見られるこの時期の花 72  (ノウゼンカズラ)

もう早いもので7月の中旬にさしかかり、1年の半分が過ぎました。

 

さてこの時期は春と比べると咲く花がかなり限られるわけですが、その中で去年も紹介しましたが庭などに頻繁に見られる花です。

 

ちなみに、以前紹介した同じ花でも、別の場所に咲いている花を掲載しています。

 

こちらはノウゼンカズラで、ドイツ語ではTrompetenblumen,

Klettertrompete,Trompetenwinden...などと呼ばれています。

 

学名ではCampsis で、ノウゼンカズラ科のノウゼンカズラ属です。

 

ドイツ語のTrompetenはトランペットで、花の形がラッパに似ていることからそう呼ばれています。

 

こちらはおそらくAmerikanische Klettertrompete   (Campsis radicans)アメリカノウゼンカズラ・・・

もしくはGroße Klettertrompete "Madame Galen"

                  (Campsis × tagliabuana) でしょうか。

 

 

ノウゼンカズラ・・・Campsis grandifloraは原産が中国で、日本には平安時代に入って

来たそうですが、アメリカノウゼンカズラは北アメリカ東部が原産で、日本には大正時代

末期、ヨーロッパには観賞用として17世紀に入って来ました。

 
Große Klettertrompeteは、ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラとの交配種です。

 

高さは2~5m、場合によりそれ以上になるものもあり、

開花時期は7月~9月ですが、

今年は6月中旬に咲いているものもありました。

 

5cm~8cmぐらいのラッパ状で、

オレンジ色から赤までの色がありますが、種類によっては黄色もあり、花びらは5枚です。

 

ノウゼンカズラよりも花径は小さいそうですが、筒は長いです。

葉は20cmを超えるものもありかなり長めで、

マイナス20℃ぐらいまでの耐寒性があります。

 

こちらは観賞用として、1枚目の写真のように庭の柵などに多く見られます。

 

 

上の写真はうちの庭に咲いているGroße Klettertrompete "Madame Galen"  (Campsis × tagliabuana) です。

 

 

 

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