ウィーンによく見られるこの時期の花 64 (ポプラ)

この時期ウィーンではよく綿が飛んでいます。

実際ウィーン以外でも例えばヴァッハウ渓谷の船下りの起点であるメルクの街もよく綿が

空中を漂うように飛んでいます。

 

 

こちらはドイツ語ではPappel (Gewöhnliche Schwarz-Pappel),

学名ではPopulus nigra,日本語では

ポプラ、特にヨーロッパ黒ポプラと言われています。

 

しかし、実際日本では外国からのポプラの和名はややこしく、整理された名前がないようで、同一種でも別名や別表記が多く、不統一なものが多いようです。

 

一般的に明治時代に日本に入って来た種類をポプラと呼ぶそうです。

 

ヤナギ科のヤマナラシ属または

ハコヤナギ属です。

北半球の温帯地域に見られ、中央ヨーロッパから中央アジア付近にまで分布しています。種類は100種類程はあるそうです。

 

高さは30mぐらいまで達するものもあり、垂直に伸び、幅が広く、幹の下の方からもよく枝が分かれてきます。

樹齢が進むと、幹は太くなり、黒灰色っぽくなっていきます。

だいたい100年~200年の寿命です。

 

花は5~9cmぐらいで、数本が赤っぽく細長くぶら下がったようで、

3~4月ぐらいが開花時期です。

 

葉は長く、この種類は三角形に近く先が尖っていて、ふちは細かいギザギザが見られます。最初はふさふさの毛のようなものがついていますが、時と共につるつるの濃い緑色になります。

 

花が咲き終わると、今頃のように綿毛つきの種子を大量につけて、これがタンポポのように風にとばされて街中に舞っています。

 

このように地面が雪のように

綿毛で真っ白になります。

 

ポプラは、川沿いに非常に

多く見られます。

 

特にヨーロッパではドナウ河、

ライン河、エルベ河に多く見られます。

 

しかしウィーンの街中では、

運河沿いにも見られますが、

この写真のように街路樹としても植えられています。

 

 

 

 

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