ウィーンのHofburg 「王宮」 2

2013年10月23日にこのコーナーで、ウィーンの王宮1について少し触れ、王宮の一番古い部分のスイス宮とそこにある王宮礼拝堂、スイス宮の中庭に通じるスイス門を中心に紹介しました。

 

ウィーンの王宮はハプスブルグ家が始まる前の13世紀からハプスブルグ帝国が終わる1918年までに様々な増改築が行われ、非常に複雑であると同時に、その時代を反映するあらゆる建築様式を見ることができます。

 

 

こちらはそのスイス宮からスイス門を通って行くと見られる王宮の別の中庭です。

 

この中庭は4つの異なる時代様式からなる建物に囲まれた美しい場所です。

 

前回紹介したスイス宮、この写真の正面奥に見られるスイス宮と反対側に建つアマリエ宮、写真右側に見られる帝国官房棟、そしてこの写真には見られない左側にあるレオポルド宮の4つです。

 

この中庭に見られる像は、マリア・テレジアの孫のひとり皇帝フランツII/I世で、1846年にイタリアの彫刻家Pompeo Marchesiによるものです。

 

 

こちらはそのアマリエ宮です。

 

アマリエ宮は、皇帝ルドルフ2世のために1575年から建設が始まり、1611年に完成しました。

ウィーンでも貴重な後期ルネッサンス様式で、写真ではあまりわかりませんがルネッサンスによく見られる石積み的な壁を見ることができます。

 

ルドルフ2世よりも100年以上後に、皇帝ヨーゼフ1世の皇后Wilhelmine Amalieが亡くなる1742年までここに住んでいたことからアマリエ宮と呼ばれています。

 

 

ここはその後、皇帝レオポルド2世、その孫で後に皇帝になるフェルディナント1世、エリザベート皇后や最後の皇帝カール1世などが住みました。

 

このアマリエ宮の屋根には初期バロック様式の塔が見られ、その下には月球儀と日時計を見ることができます。

 

日本で言う3階は、Kaiserappartements(カイザーアパートメント)いわゆる皇帝の部屋として帝国官房棟と共に一般公開されています。

 

 

 

 

 

 

 

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