今年1月後半に美術史博物館の入ってすぐの空間中央に絶対に見逃すことがない、
誰もが一瞬何だろう・・・と思うような大きな硬貨がガラスケースに展示されていました。
これは何と1000kg・・・
1トンもある金貨だった
のです。
このすごい金貨は、
オーストラリアの
パースミント造幣局が2011年に製造したものです。
それまでは
ロイヤル・カナディアン・
ミントの100kgの金貨が
最大だったので、
それを大きく上回ったわけです。
これはオーストラリアのカンガルー硬貨シリーズ25周年を記念して作られたもので、
世界ツアーの一貫でウィーンにも呼ぶことができました。
この金貨は直径80cm,
厚さ12cm,
金の含有量99.99%です。
表はカンガルー、裏はこの写真で見られるように
エリザベス2世女王が
デザインされています。
このオーストラリアの
カンガルーシリーズは、
こちらオーストリアのウィーンフィルハーモニー金貨と同様、シンボル的な存在となっています。
これを買うことは不可能ですが、名目上の価格は
1.000.000 AUD (100万オーストラリアドル)と記されていました。
約653.000ユーロ、日本円で約9.200万円です。
もちろん金の価値はそれより遥かに高いです。