オーストリアアルプスに位置する
チロル州の州都インスブルックは、ヨーロッパアルプスの中に位置する街では一番人口が多い
12万の街です。
スイス以上に美しい雄大なオーストリアアルプスの景色、ウィンタースポーツの地として
世界的に知られ、1964年、1976年と2回冬のオリンピックも開催された街です。
「イン川にかかる橋」ということから街名になっています。
ブレンナー峠は南チロル
(現イタリア)に抜ける今日でも重要なルートで、
インスブルックはすぐそばに
位置していることから交易上
重要な街でした。
新石器時代からの歴史があり、ローマ時代を経て、1363年にハプスブルグ家の領土になり、15世紀ハプスブルグ家の
「空ポケットのフリードリヒ4世」の時代に宮廷が置かれ現在でもシンボルになっている
黄金の小屋根、旧市庁舎、王宮等が作られていきました。
皇帝マクシミリアン1世もここに拠点を置いていました。
その孫フェルディナント1世が彼のために宮廷教会に有名な霊廟を作らせました。
黄金の小屋根を正面に見ながら街のメインストリートに立つと、その向こうには、カルヴェンデルと呼ばれるアルプスの一角が迫っています。
そこの標高2334mのハーフェレカールへは、街の中心にあるCongressから、ケーブルカー、ロープウェイを乗りついで簡単に上れます。
そこからの眺めは必見です!
これはインスブルックのシンボルである黄金の小屋根です。
2657枚の金箔を張った銅瓦が使われています。
そこにはマクシミリアン1世本人が登場し,いくつもの重要なワッペンを見ることができます。
近くにはハプスブルグ家のチロルのフェルディナント大公がお気に入りで過ごし、また彼の時代に
現在のルネッサンス様式に改築されたアンブラス城があります。
ここは博物館として一般公開されています。
インスブルックを拠点としてチロルの様々な所に小旅行をすることができます。
ここはアルプスで一番美しい街
と言われるアルプバッハです。
チロルにはたくさんの谷があり、
魅力的な街、美しい風景が広がっています。
南チロルは現在オーストリアではありませんが、とてもお勧めです。
ハプスブルグ帝国が崩壊してからイタリアに組み込まれた所ですが、もともとはオーストリアが持っていた所であり、また「チロル」の発祥地も南チロルです。
正式にはティロールと発音します。
ここにはメラーン、ボルツァーノ等の街があり、アルプスの風景ととてもマッチしています。
ここは南チロルのメラーンです。
車があるととても便利ですね。時間があればレンタカーを借りてでも行ってみる価値はあります。
ここはイタリアですが、
公用語はドイツ語です。